夏も終わり

夏も終わり、長らく更新が止まっていました。心に余裕がないのがバレバレな松岡でした。
さて振り返りながら。

8月27日松岡門下生の発表会が若葉台のiプラザでありました。今年は人数も増えて去年に比べて多くの生徒さんの演奏が聴けました。当日は私もバタバタで、運営面で去年に比べてうまくいったところ、新しく持ち上がった問題、うまくいかなかったところ、ありました。生徒さんの演奏は皆それぞれが一生懸命演奏していて、一安心。

9月10日は新宿区民オペラ「エフゲニーオネーギン」大きな舞台でオーケストラでこのオペラをやることはもう人生で1回あるかないか。という思い切りで受けた公演。初めはロシア語の響きをどうやって旋律に乗せたら良いかも分からず、かなり悪戦苦闘。またチャイコフスキーの独特の旋律は今までイタリア語の作曲家にはないものが多く、その和声感にも戸惑いながら。更には公演前に風邪をひいてしまい、ゲネプロまで本当にガラガラして、初めて降板の2文字がよぎりました。結果、本番はなんとか大きな事故もなく、かなり思い入れのある公演となりました。万全で臨みたかったのは反省点。季節の変わり目は鬼門です。

9月14日トナカイ「イル・トロヴァトーレ」まだ万全でなかったものの、そこそこ復活して臨めました。が!!演目は赤児も泣く!テノールも泣く!笑、トロヴァトーレ。Di quella pira でヘコったらお客さんに「金返せ!」って言われても文句言えません。調子が云々関係なし!必死で演奏しました。やっぱりヴェルディはいいですね、燃えます!



9月17日松本でコンサート
お世話になっているピアニスト松井さんの故郷でのコンサートでした。トークを交えながらカンツォーネから始まり、イタリア歌曲、オペラアリアなど演奏してきました。とてものどかな田園風景で仕事を忘れるかのようなゆったりとした時間でした。内容はがっつりイタリアンでした笑。



9月29日中島門下生コンサート
僕の大切な先生である中島先生の傘寿のお祝いのコンサート。いつも思うのですが「最強の門下生発表会」です。スゲー人ばっかりでその中で演奏するのはとても緊張します。大体出演順は年齢順で初めの方だったのですが、今回はもっと若い人も増えて少し後ろの5番目でした。演奏はトロヴァトーレ。何回も歌ってきた今年ですが、気が引き締まりました。
先生、本当におめでとうございます!!

そして、この夏の最後が
10月3日、4日カルメン
実はホセを通してやったのは初めてでした。フランス語も最近はコツコツ本番を踏んできてしっかりと勉強しながら。ドンホセは最後は愛と苦悩により最後はカルメンを殺してしまう。普通の精神状況ではなく、最後はほぼ狂人。でも単純にそれだけではなく本当に様々な要素があってのラスト。日常では人は殺せないので、このような非日常を演じる醍醐味、難しさ。

本当に歌い続けた夏でした。
そして秋一番は明後日、新橋にあるアルテリーベでソプラノの中畑有美子さんとピアニストに武田麻里江さんとコンサートをします。内容はイタリアオペラ満載。シーンでやります。
ご希望の方はぜひご連絡ください。
アルテリーベ
10月18日 18時開場
料金5,141円 2オードブル1ドリンク付き
電話 0335197007

松岡 rondine1120@gmail.com




Tenore 松岡 幸汰

オペラ歌手でテノールの松岡幸汰のページです